
中小企業の経営者さまで「がんばっているのに赤字が続いている」、「これまで順調だったのに、急に赤字になってしまった」、「何が原因で赤字から脱却(黒字化)できないのかわからない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
中小企業の7割が赤字 |
多くの経営者さまからお悩みのご相談を受ける中で、そのつらさを日々痛感しております。
そこで、本記事では赤字を改善して黒字化するために効果的な経営改善についてお話しします。
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赤字の3大要素とは
赤字を改善するためには、まず「どこに赤字の原因があるのか」を突き止める必要があります。赤字の原因となる主な要素は主に以下の3つです。
- 経費が多い
- 売り上げが少ない
- 売上総利益(粗利)が少ない
【1】経費が多い

いくら売り上げがあったとしても、経費がその数字を上回ってしまったら、最終的な損益はマイナスになる可能性があります。
いかに経費を削減するかは、黒字化を目指すうえで重要な課題ですが、「何を削減すべきか」はすべての企業に共通するものではありません。たとえば、人件費が経費のうちの大きな割合を占めていたとしても、それぞれの従業員が必要不可欠な存在であれば、何人かを解雇して経費削減に成功したところで別の問題が発生するだけです。
削減することによる影響も十分に考慮しつつ、優先順位をつけて見直していくとよいでしょう。
【2】売り上げが少ない

売り上げが少ない原因は「知名度が低い」、「客が減ってきている」、「商品やサービスの値段が安い」、「そもそも商品が売れていない」などさまざまです。売り上げが少ないからといって、安易に値上げなどを行うと顧客離れにつながる恐れもあるため注意が必要です。
まずはなぜそのような状況にあるのか原因を分析する必要があります。ターゲットとなる人がいないところでがんばって営業をしていたということもよくある話です。
ターゲットとなる人物像を分析し、現状のやり方に問題がないか、どのようにアプローチしていけばよいかを考えることもオススメです。ターゲットのニーズを分析することで商品やサービスの問題点が見えてくることもあります。
【3】売上総利益(粗利)が少ない

売上総利益が少ない原因としては「価格設定が低すぎる」、「仕入れ原価が高い」、「万引や廃棄による商品のロスが発生している」などが考えられます。
たとえば、仕入れ原価が高いのであれば、まとめ買いや仕入れ先業者を変更することで、改善につながる可能性があります。ただし、仕入れるもののグレードを下げることは品質の低下にもつながる可能性があるため注意が必要です。また、商品のロスが大きい場合は、なぜロスが出るのかをしっかり分析して対策を行うことが重要です。
赤字経営になる原因はひとつだけとは限りません。今回ご紹介した3大要素に注目して改善を検討してみてください。
まずは、早期に収支をトントンにすることを目指すのが重要ですが、本当に目指すべきところは、その先の黒字化であることを忘れてはいけません。
黒字化に必要なこととは
企業を黒字化(黒字体質化)するためにオススメなのが「経営計画」を策定することです。
経営計画というのは、経営者が考える「企業のあるべき姿」に向けてどのように行動していくかをまとめたものです。

経営計画を考える際に、企業の現状を把握したうえでビジョンや数値目標を具体的に設定していくため、「経営改善のために今後何をすべきか」を可視化できます。先の見えない企業経営において、いわゆる「ロードマップ」の役割をはたしてくれるのです。
企業経営は選択の連続ですが、こうした指針があることによって、いざというときの判断を間違えるリスクも抑えられます。
ある程度の従業員を抱える企業の場合、すべての従業員に経営者の考えを浸透させるのは決して容易なことではありません。一丸となって目標に向かっていたつもりが、実はバラバラの方向に走りだしていた、ということも十分に考えられます。経営計画書は企業全体で共有できるためオススメです。
中期経営計画で「あるべき姿」を実現する
経営計画には一般的に、5~10年単位で作成する「長期経営計画」と3~5年単位で作成する「中期経営計画」、1年単位で作成する「短期経営計画」があります。

長期経営計画は「こうありたい」という経営ビジョンを描いたものだとすれば、中期経営計画は近い未来における具体的な「あるべき姿」実現のための計画といえるでしょう(短期経営計画はその目標実現に向けた1年ごとの計画)。
長期的な目線ももちろん大事ですが、赤字を脱却して黒字化するためには具体的なアクションプランが設定できる中期経営計画の作成が効果的です。
中期経営計画のメリットと作成の流れ
中期経営計画のメリット
中期経営計画を作るメリットは大きく3つあります。
- 目標や経営課題がはっきりする
- 従業員のモチベーションがアップする
- 取引先や顧客から信頼されやすくなる
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中期経営計画を検討する過程で、目標設定や現状分析を行うことで、課題が明確化されます。また、目標や課題が明確になれば従業員も安心して業務に取り組めます。さらに、将来的な計画を持つことで取引先や顧客に安心感を与え、信頼が高まるケースも多くあります。
中期経営計画作成の流れ
中期経営計画は大きく分けて4つのSTEPで作成します。
【STEP1】現状を把握する
まずは自社の現状を把握することから始めます。現状をしっかり把握しないと、どこに課題や問題があるか、何を改善すればよいかがわかりません。
【STEP2】目標を設定する
次に、目標(あるべき姿)を設定します。目標は「3年後、5年後に会社はどうあるべきか」をじっくり考えます。
【STEP3】問題を認識する
「現状」と「あるべき姿」がわかれば、その差である「問題」が浮き彫りになります。
【STEP4】数値目標設定と行動計画を作成する
具体的な数値目標を設定して、達成するための行動計画を作成します。
中期経営計画書の作り方について、下記のページで詳しく解説しております。
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