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考える言葉

 

セルフイメージ

 
2024年07月22日(月)

 “セルフイメージ”とは、「自分が自分に抱いているイメージ(自己認識)」のことである。
「三つ子の魂百まで」という言葉があるが、私たちは生まれてから、日々様々な経験をするのだが、過去に自分が経験したすべての出来事が“セルフイメージ”をつくり上げる要素となっているという。
新しい仕事を任せようとしたとき、その対応にも二つのタイプがある。
➀ 一つは、「それ、やったことがないので、私には無理です」という“自己否定的”なタイプと、② もう一つは、「ぜひ、私にチャンレンジさせてください!」という”自己肯定的“なタイプがある。
 このように、その人の抱いている“セルフイメージ”の在り様で、仕事の良否あるいは仕事を通しての成長の度合いが変わっていくるという。
 その自分の“セルフイメージ”について深く考えてみたことがあるだろうか。また、“セルフイメージ”を高めるためにどんな努力をしてきただろうか。
 『なぜかうまくいく45の習慣』(井上裕之著)という本に中に、“セルフイメージ”の高め方として、次の8つの項目を掲げてあったので紹介したい。
 ① 自己否定はしない
 ② うまくいく言葉だけを使う
 ③ 自分の「よいところ」に目を向ける
 ④ 周囲の評価にとらわれない
 ⑤ 自信を持てない人の共通点に気づく
 ⑥ 歪んだ“セルフイメージ”を直す
 ⑦ 「コンプレックス=思い込み」と考える
 ⑧ 自分の希少価値に気づく
 普段、あまり自らの“セルフイメージ”を意識したことはなかったが、上記の➀と⑧については無意識にやっているような気がした。
 心理学では、「役割効果」といわれるものが存在しており、人は役割を与えられると、
与えられた役割(“セルフイメージ”)通りの行動を取ってしまう傾向があるという。
 言われてみると、確かに「自分の役割とは何か?」を自己認識することによって、その役割に合った“セルフイメージ”を無意識に描いて、自分をつくり出している可能性があると思う。もっと自覚的にセルフイメージを描くことによって、新しい自己の発見ができるかも知れない。そんな感じがした。

                   ”考える言葉”シリーズ(24‐26)