本文へ移動

考える言葉シリーズ

明日へのヒント「考える言葉」
 

経営チーム

 
2021年05月10日(月)

 
GWの間に読んだ本の中に、『未来を共創する“経営チーム”をつくる』(鈴木義幸 著)という著書がある。
 この著書の冒頭に、次のような内容のことが書いてある。
 『「会社は社長で決まる」というが、「会社は“経営チーム”で決まる」といったほうが、より現実にあっている』と。長いこと、エグゼクティブ・コーチングの仕事をしてきた著者の経験から所見であろう。
 多様化した時代環境の中で、「企業の舵取りをどうしたらよいのか?」という経営課題に直面し、組織のあり方についても、様々な研究がなされている。
 従来のピラミッド型の「階層型組織」(機械論的)における管理型経営では、時代の変化に適応できないとして、セルフマネジメントを前提とした「ティール組織」(生命体的)という新しい組織のあり方と同時に、自主的経営の重要性が言われるようになってきた。
 そのような背景のもと、組織の経営を携わる経営陣が“経営チーム”として機能することの重要性を提案している。
 著者は「チームとは何か?」について、次のように述べている。
 「チームとは、チームとしての目標“を持っていて、共創していて、そして気持ちがつながっている」
 つまり、① 達成すべき目標の共有化、② 共創によるシナジー効果、③ 価値(成果)への共感性。それらが、メンバーの共通認識としてあるか。
 では、“経営チーム”を進化させるために心得ておくべきことをまとめておきたい。
 ①対立(=お互いに違い)を活かすこと(創造のための対立)
 ②会議のバージョンアップ(良い会議とは何かを検討する)
 ③パーパス(=目的)の共有(社会的存在の意義を意識する)
 ④関係性へのチャレンジ(ルーチン化しないために、日々新たに!)
 ⑤「悪口」を他言しない(相手への不満は直接話す)
 ⑥外とつながること(新しい視点、意見を獲得する)
 ⑦フィードバックを受ける(外部の視点からフィードバックを得る)
 ⑧チームの理想について考える(最高のチームと何かを問い続けること)
 不測の事態が起こりうるご時世・・・。そんな中、継続的な右肩上がりを実現していくには、トップの独壇場という訳にはいかない。
一人ひとりの衆知を集めて、未来を共創する“経営チーム”をつくりたいと思う。
 
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐18
考える言葉分科会

経営改善にお悩みの経営者の為の 経営計画作成セミナー
本気で経営を良くしたい経営者へ 無料電話相談実施中
経営計画作成のすすめ
 

機会損失

 
2021年04月19日(月)

 “機会損失”(opportunity cost)とは、平たくいうと「儲け損ない」のことである。つまり、もっと多く儲けられるチャンスがあるのに、それに気づかずに失ってしまった利益のことである。
 ある飲食店のオーナーの話・・・。コロナ禍で、お店への客足が鈍り、売上が激減したという。しょうがないと諦めていたが、ある日、ある事に気づいたという。それは何かというと、出前の注文が増えているという。
 そこで、出前の受注体制に注力をそそぎ、様々な手を打ったら、業績が上向いてきて、そのうち来店客も戻りつつあると・・・。
 ちょっとした変化に気づくのと、気づかないとで、“機会損失”は防げるものなんだと思った。
 コロナ禍という異常事態の中だけでなく、意外と日常的に“機会損失”が生じていることがないだろうか・・・。
 通常の場合、“機会損失”が生じるケースとして、次のようなことが指摘されている。
 ① 在庫切れ
 ② 店舗のオペレーションによるもの(クレジットカードが使えないなど)
 ③ 生産体制によるもの
 ④ 営業活動によるもの
 ⑤ 内部の連係ミス
 ⑥ 役割分担によるもの
 なぜ、このようなケースが生じてしまうのであろうか?
 一言でいうと、「売る側の怠慢」ということになるのだが、日常的な怠慢と革新的な怠慢がある。
 まず、日常的な怠慢とは、“機会損失”防止のためのルーチン・ワークを怠ってしまったことによるものだ。やるべきことが明確なのにサボっている。いわゆる、気の緩みである。個人的なレベルなのか、組織全体の体質なのか、検討する必要があるだろう。
 もう一つは、革新的な怠慢。それは、環境の変化に適応できなくなっているのに、従来の考え方、やり方を変えようとしない怠慢である。この対策には、イノベーションのリスクが生じる。それなりの覚悟が必要だろう。
 あるセミナーで、こんな話があった。「“機会損失”とは、儲かるチャンスがあるも関わらず、損をしたってこと。だとすれば、対応次第では未来の利益がそこにあるということでもある」と。視点を変えると、そこには常にチャンスがある。
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐16
考える言葉分科会

経営改善にお悩みの経営者の為の 経営計画作成セミナー
本気で経営を良くしたい経営者へ 無料電話相談実施中
経営計画作成のすすめ
 

有無相通

 
2021年03月22日(月)

今回は、“有無相通”という言葉について考えてみたい。
 “有無相通(うむそうつう)”は、『現代語訳 論語と算盤』(渋沢栄一、守屋淳 訳)を読み直しているときに出逢った言葉である。
 その言葉の意味は、「有無相通ずる」。つまり「あるものとないものを、お互いに融通し合って便宜をはかること」である。このことは、数千年前から理解されてきた経済上の原則であり、この大原則に反しては経済の発展など思い描くことなどできないのだという。
 ご存じのように、渋沢栄一といえば、「日本資本主義の父」と呼ばれた人である。その彼が生涯をかけて追い続けた理念が「道徳経済合一」であり、その考え方のベースとなるのが“有無相通”であり、それを具体的に説いたのが『論語と算盤』だったのではないだろうか。
 実は、「道徳経済合一説」も道徳の側からみるか、経済の側から見るかで、それぞれ異なった主張が出てくるという。
 第一は、道徳を表にした場合の「道徳経済合一説」の見方である。これを「道徳=経済説」と呼び、「道徳なくして経済なし」ということであろう。
 経済、経済と言って不正なことをやって道徳に反すれば、やがて経済が破綻してしまう。その意味での道徳なくして経済なしなのである。つまり、健全さを重視した考え方で、「武士は食わねど高楊枝」的な視点がある。
 そして、第二は、経済を表にした場合の「道徳経済合一説」の見方である。これを「経済=道徳説」と呼び、活力を重視した考え方である。。第一とは逆に、「経済なくして道徳なし」ということである。「衣食足りで礼節を知る」ということだろうか・・・。
 私たち日本人は、『論語と算盤』つまり、道徳と経済のバランスの大切さについて、身をもって体験してきたと思う。
 敗戦後の貧困から立ち上がるため、経済を最優先した政策により高度の経済成長を遂げたが、置き去りにした道徳により、90年代初頭にバブル崩壊の憂き目にあって今日に至っている。
 経営計画を策定するお手伝いをしているので分かるが、このところ多くの経営者が算盤勘定だけではなく、道徳・論語の重要性を再認識して、理念・目的を真剣に考え、経営の舵取りをするようになってきている。
 今年から始まった、渋沢栄一を主人公にした、NHKの大河ドラマ『青天を衝け』は、まさに時代の機を見た企画だといえよう。
 
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐12
考える言葉分科会

経営改善にお悩みの経営者の為の 経営計画作成セミナー
本気で経営を良くしたい経営者へ 無料電話相談実施中
経営計画作成のすすめ

Intelligent Group
IG会計グループ
〒850-0035
長崎県長崎市元船町14-10橋本商会ビル4F
TEL.095-826-1311
FAX.095-826-3225
岩永会計グループ
アイジータックス税理士法人
[長崎事務所]
株式会社IGプロジェクト
株式会社IGブレーン
株式会社IG戦略室
有限会社アイジー新会計
株式会社T&I
[宮崎]
  アイジータックス税理士法人
  株式会社中村会計事務所
●IGブレーン宮崎株式会社
[大分]
●株式会社IGブレーン大分