2024年04月29日(月)
あらゆる経営には、当然ながらプロセスがある。
だが、その「“経営プロセス”とは何か?」をはっきりと理解している経営者は少ないという指摘がある。
“経営プロセス”とは、「集団や組織の行動を効率よく行うための方法」を意味する。基本的なプロセスは、どんな集団を動かすときも同じである。
これも、最近読み直している名著『マッキンゼー経営の本質』(2004年、マービン・バウワー著)の内容を紹介したい。
マービン・バウワー(1903~2003年)は、マッキンゼー・アンド・カンパニーの今日の土台を作った人だが、その著の中で“経営プロセス”について詳述してあるので紹介したい。
(14のプロセス)
① 経営理念を打ち出す
② 経営目標を設定する
③ 到達目標を設定する
④ 戦略を立案する
⑤ 行動方針を定める
⑥ 基準を設定する
⑦ 手順を定める
⑧ 組織計画を立てる
⑨ 人材を配置する
⑩ 事業計画・業務計画を練る
⑪ 施設設備を用意する
⑫ 資金の手配をする
⑬ 社員の情報を提供する
⑭ 社員に行動を促す
今、再読している書物の一つであるが、相当、手垢がついており、分厚くなっている。
弊社で展開している『IG式目標管理システム』のベースとなっている本の一冊であると、改めて確信している。
上記14のプロセス、一つひとつに丁寧に解説されているので、読み応えがある内容となっている。一度には紹介できないので、今後、機会があるごとの読み込んで考える言葉にしたいと思う。
”考える言葉”シリーズ(24‐15)