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考える言葉

 

五方良し

 
2024年02月12日(月)

 先週の2月8日(木)、IG新春セミナーを開催した(会場:ホテルニュー長崎)。2021年以降3年間コロナ騒動で開催できずにいたので、4年ぶりである。気にかけていた集客も順調で、参加者の方々にも喜んで頂けたようだ。(感謝)
 当セミナーのテーマは、『逆境こそチャンス!~必ず流れは変わる』で、次の要項で行われた。
第1部【講演】 「逆境こそチャンス!流れは必ず変わる」(講師:小生)
第2部【講演】 「日本で一番大切にしたい会社~経営者・経営幹部としての心得」(講師:経営学者 坂本光司先生)
第3部 懇親会&名刺交換会
 ここでは、坂本先生の講演内容について、少し紹介したいと思う。
 先生の持論であるが、「日本で一番大切にしたい会社」とは、次のような会社をいう。
① 損得ではなく善悪をモノサシに経営をしている会社
② 手段や結果ではなく、経営の目的・使命を大切にしている会社
③ 関係する人々が程度の差こそあれ幸せを実感している会社
④ 一方ではなく、常に、“五方良し経営”を実践している会社
⑤ 大切な人に就職を紹介したい会社
⑥ 棺の中に会社の制服を入れたいような会社
⑦ もう一度生まれ変わっても就職したい会社
⑧ お天道様に顔向けできるような経営を実践している会社
⑨ 神様にご褒美をいただけるような経営を実践している会社
⑩ 地域社会が無くてはならない企業と評価・位置付けされている会社
 そして、“五方良し経営”とは、企業経営において、とりわけその幸せを追求・実現しなければならない人で、次の5人であるという。
 ① 社員とその家族
 ② 社外社員のその家族
 ③ 現在顧客と未来顧客
 ④ 地域住民、とりわけ障がい者等社会的弱者
 ⑤ 株主・支援機関
 今までも、何度か講演も聴き、書物も呼んでいるが、何度聴いても歯切れがよく、心にしみる内容である。今も、『経営者のノート』(坂本光司著)を手に取って読み直しているところである。


                   ”考える言葉”シリーズ(24‐06)