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考える言葉

 

「言うこと」と「すること」の落差

 
1998年08月24日(月)

 次の文章をじっくりと何度も読んで頂きたい。

 『人は成功したいと口では言うが、その実、ぞろぞろと成功への道から逃げ出しているのだ。つまり、成功を望んでいる以上に、失敗を望んでいるのである。人が成功したいと言うときには、本当のところは、成功の結果である金銭、特権、物質的なものだけがほしいと言っているのである。
 人は本気で成功を望んでいるのではない。だから、成功するために必要な仕事や責任や日常の心遣いはいやがる。成功は毎日毎日向こうからやってきて、みんなを何とかして捕らえようとするのに、人々はあらゆる手だてを尽くして、身をかわそうとしているのだ。
 「成功?もちろんしたいさ」と人々は言う。しかし、みんな揃いも揃って無意識に、成功へ近づくまいとしている。お互いに牽制し合ったりさえもする。
 人々は、成功の仕方を教えると称するさまざまな講座や学校に通い、本を買いあさる。
こんなふうに、成功したいというしぐさはするのだが、成功を実現させるための苦しみを引き受けようとはけっしてしない。
 人々は成功の成果は望んでいるかもしれない。しかし、失敗、批判、負担、時間外の仕事、犠牲、毎日こつこつ働くことなどの危険を払ってまで、成功しようとは望んでいない。もちろん、そんなことを考えるだけで恐れをなし、反対の方向へ逃げ出してしまう。びっくりして、尻込みをし、言い訳や自分の正当化に努めようとするのだ。
 このように、人々は、わざと失敗しているのである。彼らが認めても認めなくても、これが、彼らの最も望んでいることなのだ。そして、彼らの失敗しようという気持ちは、その人の人なりや行動に現れている。』
             (『人生、夢を叶えなければ価値がない!』ロバ-ト・コンクリン著)
 
 「人間は、自分の心の中で考えるとおりの人間でしかない」
 「未来の成功のシナリオが描けないのは、自分の責任である」
 「考えて、考えて、考え抜く一日を持とう!(将軍の一日)」