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考える言葉

 

前川様へ

 
1998年10月01日(木)

 次の点を根本において、わたしは「経営人間学」を学んでいます。
 
(1)経営人間学を学ぶ目的は何か
   高い思想(=価値観)を学ぶこと
  *思想とは、思考の枠組であり、思考するための道具であり、人生の物差しです。
 
(2)高い思想(=価値観)を学ぶ目的は何か
   人生の目的を特定するためである。
  *人生の目的を特定できた人は、自分の進路の方向性を常に正しく見定める事ができる人です。
 
(3)高い思想とは何か
  高い思想とは、世の中のあらゆる矛盾(煩悩)を解決し、
                 統合しうる価値観(思考の枠組)をいう。
 
  *お上人は、この根本的思考の枠組を“一念三千理論”(仏の悟り)の中にとらえ
   その理論から出てきた高い思想の事例(その事例は無限に存在している)をあらゆる書物
   から引き出し、私たちに教示されている訳です。
 
 *“一念三千”とは、今自分が念じているこの一念が森羅万象を創造してること。宇宙の真理
  (=仏の悟り)と一体となれたとき、「人は、その人の考えた通りの人になれる」
 
(4)高い思想によって指し示された“目的”とは、どんな目的であるべきか具足円満、つまり、
   全ての人から共感、共鳴されること。
 
 価値ある目的を持ち得た人においてのみ、人生(現実)におけるあらゆる事象との出逢に価値が
 生じるのであって、そうでない人にとっては無価値なことです。
 
 考える事は勿論大切なことですが、考える事と同時に「信じ切る事」が大切だと考えます。