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考える言葉

 

デバイス

 
2021年11月01日(月)

 “デバイス”とは、日頃使っているパソコン・タブレット・スマートフォンや、それらと接続して使う装置の総称である。
 『ナポレオン・ヒル自己実現』(ナポレオン・ヒル著)を読んでいたら、「成功への旅立ちに必要な六つの“デバイス”」というくだりがあったので、改めて調べてみた。
 デバイス(device)とは、本来は道具・仕掛け・考案・くふう・方策・図案・意匠などを意味する英単語であることが分かった。
 ここでは、“デバイス”を「心構え」として捉えよう。ナポレオン・ヒルは成功への旅立ちに必要な“デバイス”(=心構え)として、次の6つを掲げている。
 ① 燃えるような願望を持つこと。
 ② 心がつねに目標に向かっているようにすること。
 ③ 前向きな人たちと親しく付き合うこと。
 ④ 自分の心にいつも前向きの指示を与えること。
 ⑤ 自分の心を支配できるという特権を自分のものとして活用し、徹底的に認識すること。
 ⑥ 睡眠中も潜在意識に指示を与えるため、器具を利用すること。
 以上で理解できると思うが、成功のための“デバイス”には、まず動機と目的を明確にする必要があるということだ。
つまり、何をしたいのかという望み(目的)が明らかでなければ、どうしようもない。そして、動機が強いものであるほど、心のコントロールが容易になるということであろう。
「ナポレオン・ヒルの成功哲学」との出逢いは、もう30年ほど前になるだろうか。その当時、お付き合いしていた経営者の一人に大変熱心な方がいて、その人の勧めで
「カセットテープ一式」を購入して、早朝勉強会をしたことを思い出す。
 一年ほど続いただろうか・・・。仲間も増えていったが、いつしか自然消滅の状態になってしまった。その頃、他にも『経営人間学講座』(竹内日祥上人主催)など価値観学習が盛んなときでもあったようだ。
 今思うと、その当時の価値観学習との出逢いが、人生における小生の“デバイス”(=心構え)を培ってくれたのだと思う。
 このところ、コロナで出張などの移動時間が減ったせいか、かなり読書の時間も増えて、じっくりと考える一日が多くなった。読書感想も含めて、“考える言葉”シリーズを充実した内容にしたいと思う。
 
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐43