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考える言葉シリーズ

明日へのヒント「考える言葉」
 

競争優位

 
2021年06月14日(月)

今なお、出口がはっきりしないコロナ騒動であるが、コロナ後の時代環境の変化に対して様々な憶測や見解が飛び交うようになった。
 ”考える言葉”シリーズ(21‐20)のテーマとして取り上げた「レスの時代」もその一つである。
 それと、もう一つよく見聞するのは「差別化」である。
 要するに、強い者が生き延びて、弱い者は淘汰されるという競争社会の激化が明確になるのではないかという見解である。人口減少等で経済規模が縮小する中で、あらゆる業界において企業の統廃合が進むのは想像に難くないが、コロナ騒動がその流れを後押し、加速化するのではないかという・・・。
 言うまでもなく、いつの時代においても、経営とは戦いである。戦いである以上は、勝たなければ生存できないのは至極当然である。
 そこで改めて問うべきは、“競争優位”の源泉についてである。歴史的に捉えても、次の4つの要素が考えられる。
 ①資本力(大量生産・販売力)
 モノ不足の時代(1960~1980年代)、高度経済成長期は資本力がある企業が圧倒的に優位であった。
 ②マーケティング(顧客のニーズや課題への対応力)
 80年代から経済が高度化し、顧客ニーズの多様化が進む。競争優位の源泉としてマーケティングの重要性が問われるようになった。
 ③シーズやウォンツ(顧客の潜在ニーズを掘り起こす力)
2010年代、SNSなどの普及で、B2C市場でユーザーのシーズやウォンツを捉え、
自社の強みを活かせるかどうか。自社の強みに特化することが経営戦略上重要となる。
④ブランド(企業としての信頼性)
 そして「アフターコロナ」の2020年代、コロナウィルスという未知の体験をしたことにより、経済面やデザイン面だけでなく、環境面、衛生面、自分の価値観に合うかなど、多面的に物事を見るようになるだろう。
 企業が社会的存在として信頼できるかどうかまで踏み込んで選ぶようになるだろう。それは企業としての信頼であり、ブランド力だといえよう。
 以上、“競争優位”の源泉について検討してみたが、特に企業としてのブランド(信頼性)を高めるための働きかけを常に心がけていくべきであろうと考える。
 
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐23
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機会損失

 
2021年04月19日(月)

 “機会損失”(opportunity cost)とは、平たくいうと「儲け損ない」のことである。つまり、もっと多く儲けられるチャンスがあるのに、それに気づかずに失ってしまった利益のことである。
 ある飲食店のオーナーの話・・・。コロナ禍で、お店への客足が鈍り、売上が激減したという。しょうがないと諦めていたが、ある日、ある事に気づいたという。それは何かというと、出前の注文が増えているという。
 そこで、出前の受注体制に注力をそそぎ、様々な手を打ったら、業績が上向いてきて、そのうち来店客も戻りつつあると・・・。
 ちょっとした変化に気づくのと、気づかないとで、“機会損失”は防げるものなんだと思った。
 コロナ禍という異常事態の中だけでなく、意外と日常的に“機会損失”が生じていることがないだろうか・・・。
 通常の場合、“機会損失”が生じるケースとして、次のようなことが指摘されている。
 ① 在庫切れ
 ② 店舗のオペレーションによるもの(クレジットカードが使えないなど)
 ③ 生産体制によるもの
 ④ 営業活動によるもの
 ⑤ 内部の連係ミス
 ⑥ 役割分担によるもの
 なぜ、このようなケースが生じてしまうのであろうか?
 一言でいうと、「売る側の怠慢」ということになるのだが、日常的な怠慢と革新的な怠慢がある。
 まず、日常的な怠慢とは、“機会損失”防止のためのルーチン・ワークを怠ってしまったことによるものだ。やるべきことが明確なのにサボっている。いわゆる、気の緩みである。個人的なレベルなのか、組織全体の体質なのか、検討する必要があるだろう。
 もう一つは、革新的な怠慢。それは、環境の変化に適応できなくなっているのに、従来の考え方、やり方を変えようとしない怠慢である。この対策には、イノベーションのリスクが生じる。それなりの覚悟が必要だろう。
 あるセミナーで、こんな話があった。「“機会損失”とは、儲かるチャンスがあるも関わらず、損をしたってこと。だとすれば、対応次第では未来の利益がそこにあるということでもある」と。視点を変えると、そこには常にチャンスがある。
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐16
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多角化

 
2021年03月29日(月)

 「本業一筋でずっとやってきたのだが、多角化も検討すべきだろうか?」という相談を受けることがある。
 その理由の一つには、業界の成熟化に伴う、成長の鈍化がある。放っておくと、いずれ横這いに陥り、低迷の一途を辿るという不安である。解らなくもないが、当然ながら新規事業に取り組むには、それなりのリスクが伴う・・・。
 経営戦略を検討する著名なフレームワークに「アンゾフの成長マトリックス」がある。これは、縦軸に「市場」、横軸に「製品」を取り、それぞれ「既存」、「新規」の2区分を設け、次に掲げる4象限のマトリックスとした考え方である。
 ①市場浸透戦略 (既存市場×既存製品)
 ②市場開拓戦略 (新規市場×既存製品)
 ③製品開発戦略 (既存市場×新製品)
 ④“多角化”戦略 (新市場×新製品)
 “多角化”とは、アンゾフが提唱した4つの成長領域の一つであり、「新市場」に「新製品・サービス」を出していく考え方である。なじみのない領域への進出なのでそれなりのリスクが伴うといえよう。他の3つの領域での検討も十分に行なったうえで、“多角化”を検討すると良いだろう。
 さて、企業が“多角化”(複数の事業化)を成長戦略として検討する理由を考えると次のようなことがいえるだろう。
 ①経営基盤の平準化・リスク分散
 ②衰退事業の補完による企業の存続性
 ③チャレンジによる企業成長
 ④余剰資金の有効活用
 ⑤経営者の事業意欲
 ⑥シナジー効果
 そして、“多角化”戦略を選択し、実行するときの留意点が3つあると考える。
 ①自社の強み(コアコンピタンス)利用
 ②実行時の徹底度(不退転の覚悟)
 ③スピード感(M&Aの活用など)
 激しい時代環境の変化の中、異次元の成長戦略を視野に入れて検討すべきだと考えている。そのとき、“多角化”は大変重要な選択だと思う。そして、できれば本業とのシナジー効果が得られるような“多角化”でありたいと思う。
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐13
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