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考える言葉

 

基本方針パート1

 
2004年01月19日(月)

 前回(04-02)からの流れになるが、岩永会計グループの「平成16年度・基本方針」について触れてみたい。
 「基本方針」は、今年度におけるグループ全体の思考と行動のバックボーンとして共有されるべきモチーフを為すべきものと考えている。
 今年は、グループの課題でもある“実行力”を取上げ、「“実行力”を組織文化にしよう」というテーマを掲げた。
 「組織文化」にするということは、「実行できる人は実行するが、できない人はしない」
という個人の意志力ではなく、または上司個人のリーダーシップの如何によってでもなく、まさに組織の風土そのものが実行へのモチベーションを駆り立てるような、そんな文化を組織へ根付かせようとするものである。
 自らが掲げた目標や組織で為された意思決定が、どんなに困難なものであっても、恐れず、勇気をもって実行されるとしたら、どんなに清々しい気持ちで、日々仕事を楽しむことができるであろうかと考えるだけで、絶好の気分である。
 そこで、“実行力”を組織の風土として育ませるための土壌の柱として5つのことを考えてみた。
(1)目的意識から仕事の価値は生まれる
(2)熱意と信念をもって行動する
(3)「仕方がない」という人生を送らない
(4)生産性の向上は協働意識から生まれる
(5)システム思考も目標管理の前提である
 もちろん、組織文化とは、働く場を共有する私たち組織人の生きる形であるから、その形成には、一人ひとりが事務所の掲げる理念・目的とつねに真摯に向き合い、自らの仕事を全うするかに係っている。
 つまり、「理念・目的」の実現に対して、組織の一人ひとりがどれだけの信念をもち得ているかどうか。その信念の大きさが、ゆるぎない実行の風土を創り出してくれるに相違ない。
 協働によって個人の限界を超えた価値あるサービスを創造する喜びを分かち合うことができたら、「でも」とか「そうはいっても」などの「できない」言い訳の言葉は、組織から一掃されることとなるだろう。
 年頭でもあるし、次回は「基本方針」の5つの柱について、もう少し掘り下げて考えてみたい。