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考える言葉

 

NN大会

 
2004年09月13日(月)

 NN構想・第5回全国大会が、東京(椿山荘)で開催された。全国各地から、350名を超える会計人あるいは業界関係者が集い、会場いっぱいに熱気があふれ、盛況であった。
 「会計人の手で、新しい日本の礎を創ろう!」という志を掲げ、平成12年にスタートして第5回目の大会となった。支持団体も10団体に増え、登録会員数も700名近くになったようだが、もっと拡大しそうな勢いである。
 今大会のテーマは、「実行力を企業文化にしよう!~変革への決断と実践」であったが、昨年の8月から始めた「新ビジネスモデル研究会(NBM)」(NN構想の会が主催して行っている研究会で、延べ200名を超える参加者がある)で研究している“循環型ビジネスモデル”の実践可能な体制をつくって、いかに社会貢献していけるかが中心的課題であった。
 参加者の声として、「自分のとるべき方向性が明確になり、為すべき課題がはっきりした」という感想を数人の方からさっそく頂いた・・・・・。つまり、未来に軸足をおいて、企業の“リスク計算”を徹底して行うことが、会計人の一つの大きな使命になり得ることが分ったということだ。
 さらに、“学後の実践”、つまり、「学んだ後の実践こそ大切だという、その意味を改めて考えている」という感想も頂戴した。「NBM第3期は、いつから始まるのか?」と催促もあり、嬉しく思うと同時に、「覚悟を決めてかからないと・・・・・」と思っている。
 基調講演での本田健氏の話、「“経済自由人”としての生き方と行動力」も好評だった。「お金から開放され、自分らしさを自由に表現して生きるためには、いかにビジネスシステムを考えるべきか」、そのためにマスターすべき人生哲学とスキルについて講演して頂いたが、会場からいろいろな質問も飛び出し、関心度も高かったようだ。
 37歳という若さでセミリタイア中だという氏の、会場からの質問に対する簡潔で、的を射た回答には、思考と実践の凄さの一端を垣間見ることができて、勉強になった。
 今年は、2日目の分科会(3つのテーマ)もすべてパネルディスカッション形式で行った。初めての試みで、運営には一部課題も残ったようだが、パネリストの方々の持ち味、見識を引き出すことができたようで、総じて言うと成功であった。
 このような大会は主催者側に立ってみると、一大事業であり、気苦労も多いが本当に勉強をさせられるものだ。何よりも、多くの人に支えられていることを心底実感できる。ご参加頂いた皆様と、大会関係者に感謝すると同時に、NN構想の会のさらなる発展に確信をもてたような気がする。