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考える言葉シリーズ

 

利他の心

 
2020年11月09日(月)

 “利他の心”とは、仏教でいう「自利利他」の精神に由来しているのだろう。
 「自利利他」という言葉を出逢ったのは、もう半世紀近く経つが、TKCの創業者である故・飯塚毅先生からの教示である。
 あの当時、知識教育の偏重からだろうか、会社に宗教や思想を持ち込むべきではないという風潮があった頃である。能力至上主義で、物の考え方や価値観を軽視した生き方に危うさを感じ、飯塚先生は「会計人よ、哲学を学べ!」と熱く語られていたのであろう。
 以来、小生の価値観の根底には、「自利利他」の精神が培われ続けてられて来たのだろう。そして、そんな心の思いが、その後のあらゆる人との素晴らしい出逢いを引き寄せたのだと有難く思う・・・。
 さて、“利他の心”を実践している経営者といえば、稲盛和夫氏だ。27歳という若さのとき、周りの人たちの協力で京セラをつくってもらい、任されたときから“利他の心”を貫く経営をしてきたのだという。
 以前にも紹介したと思うが、稲盛氏は“利他の心”を説明するのに、ある老師の次の言葉を引用している。
 「地獄も極楽も外見上は全く同じような場所だ。違うのは、そこに住んでいる人の心の状態の差だけだ」と。
 大きい釜があって、そこで美味しそうなうどんが煮えている。それを食べるには、物干し竿のような長い箸を使うしかない。
 地獄では、みな利己的な心の持ち主だから、「オレがオレが」と我先に食べようと殺気立ち、うどんを奪い合い、つかめたとしても誰も上手く食べられない・・・。
 一方、極楽では、“利他の心”の持ち主ばかりであるから、自分のことを先に考えるのではなく、自分の長い箸でうどんをつかむと、「お先にどうぞ」と言って、先に他の人に食べてもらう。すると、相手が「ありがとう。今度はあなたの番です」と言い、食べさせてくれる。
 “利他の心”があれば、お互いに感謝を述べ合いながら、和気あいあいと食べることができる。まさに、そこにいる人の心の状態の差だけである。
 つまり、心の持ち方ひとつで、地獄は天国に変わるという、非常に分かりやすい話である。
 最近、コロナのお陰で、ゆっくりとした時間を持てるようになり、内省する機会が増えた。その時の物差しとして、“利他の心”という考え方は有難いと思う。
”考える言葉”シリーズ(20‐42
考える言葉分科会

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