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考える言葉

 

良い計画

 
2024年02月05日(月)


 今年も、あっという間に一ヵ月が過ぎたが、今年一年はどんな年になるのだろう・・・。いや、どんな一年にしようとしているのか。
 「一年の計は元旦にあり」という言葉がある。戦国武将・毛利元就が言った言葉だそうで、何事も最初が肝心であるということを意図している。
 IG会計グループでは、毎年1月の初旬に「新年発表会」を開催している。今年も、各部門・個人が掲げている今期の目標を発表してもらったばかりである。
ここ数年、若い人財も増えて、未来志向の雰囲気が一層、組織全体に漂っているような気がしてワクワクしている。
 案の定、発表された数値目標も前向きで、ハードルが高い感がするが、聞いていて心地よいものであった。
 よく“良い計画”を作ったとしても、「所詮、絵に描いた餅だ」という人がいるが、「良い計画=実現できる計画」だとは思わない。肝心なのは、「今、未来に向かって一歩踏み出せるかどうか」である。
 “良い計画”をつくると、次のようなことが言える。
 ① アイデアをカタチにできる。
 ② 事業の強みや魅力を伝えることができる
 ③ 客観的な意見でブラッシュアップできる
 ④ 優先すべきことを明確にできる
 ⑤ しっかりとした売上目標がつくれる 
 ⑥ 戦略・計画の根拠が説得力を増す
 ⑦ 必要最小限の利益がわかる
 ⑧ 資金調達ができる
 ⑨ プレゼンがしやすくなる
 ⑩ 協働行為の体制が可能となる
 「先見経営・先行管理」を実践するには、“良い計画”の作成をベースに「仮説~実践~検証」の経営サイクルを繰り返し、繰り返しやり続ける必要がある。そのプロセスで、いろいろな気づきが生まれ、成長を実感できるようになる。
 “良い計画”を作成するには、➀ まず前提条件が明確であること(俯瞰と決定)、② 論理的に検討されていること(構造化)、③ しっかりとした予測がなされていること(想像力)などが挙げられる。
 やり続けることによって、“良い計画”作成が習慣化されるといえよう。


                   ”考える言葉”シリーズ(24‐05)