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“考える言葉”シリーズ

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ES(社員満足)

 
2019年05月27日(月)

 『IG後継者育成塾(第6期⑤)』(2019.5.24~25 in福岡)を終えたばかりである。今回は、『ES(社員満足)~選ばれる職場づくり』というテーマに基づいて、リーダーの思考と行動特性が“ES”に与える影響について、グループ・ディスカッションを通して、塾生にしっかりと考えてもらった。

 導入講義は、㈱ヒューマンブレークスルーの代表・志田貴史氏。12年ほど前から“ES”に専門特化したコンサル事業を展開しており、“ES”に関する書籍も数冊手掛けているその道のプロである。

 1990年代に、CS(顧客満足)という活動が流行し、その後に「“ES”なくして、CSなし」という形で、“ES”が注目され、多くの企業で取り上げられるようになったと記憶している。市場の成熟化と共に、プロダクトアウトからマーケットインへと発想の転換がなされた時代環境の中から生まれた経営課題のような気がする。

 “ES”とは、会社と社員あるいは社員同士の関係性だと思う。“ES”を満たすことができる職場環境について考えてみたい。

 P・F・ドラッカーに次のような言葉がある。

「対人関係の能力をもつことによって良い人間関係が持てるわけではない。自らの仕事や他との関係において、貢献に焦点を合わせることによって人間関係が持てる。そうして人間関係が生産的となる。生産的であることがよい人間関係の唯一の定義である」(経営者の条件)。

 つまり、関係性はテクニックではなく、モノの考え方すなわち価値観の問題であるということであろう。“ES”も同じことであると考える。ハーズバーグが提唱するように「衛生要因」だけでなく、「動機づけ要因」を満たすことができる環境を創っていく必要があるだろう。

 例えば、「仕事の報酬は仕事である」というようなことをみんなで議論し、考える場を設けるなど・・・。つまり、「何のために働くのか?」といった目的思考を共有することによって、モチベーションの高い職場環境を創っていくことが大事である。

 A・マズローは、人間性心理学を経営学に持ち込んだ最初の人としても有名であるが、氏の提唱した「マズローの欲求5段階説」は、自分あるいは自分以外の人達がどの段階の欲求レベル(生理的欲求・安全欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現欲求)にあるのかを知るには貴重な説である。

 以上のように、人間としての原理原則的な考え方を学び、価値観学習を組織的にきちんと行うことが、“ES”活動には重要だと考える。
 
”考える言葉”シリーズ(19‐18)
 
 
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