本文へ移動

考える言葉

 

資金調達

 
2020年05月18日(月)

 
ご存じの方も多いと思うが、㈱インフォマート(東証一部上場)はフード業界を中心に「BtoBプラットフォーム(企業間電子商取引)」を提供し、その道において先駆的な役割を担っているインフラ企業である。
もう5年ほど前から、他業界・海外市場への事業展開もしていきたいという意向があり、私どもJa‐BIG(会計人のネットワーク組織)との連携も深めつつあるところだ。
ちょうどその頃、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)が話題になり始めた頃で、個人や中小企業の立場からも関わりを持てることはないだろうかと気にかかっていたところであった。
そこで、私たちおいても、このシステムを利用することによって、請求書の紙ベースによる受発注などが不要となり、ペーパーレス化が一気に進み、地球環境に優しい商習慣を根付かせることができると直感して、お付き合いをお願いした次第である。
そしてこの度、インフォマートから、新たに“資金調達”に関する有難い提案を頂いたので、その内容を紹介したい。
 その内容とは、『電子請求書早払い』システムである。Web上で簡単に“資金調達”ができるサービスを始めるという。いわゆる、ファクタリングというもので、売掛債権を買い取ってもらうことで、決済日よりも早く現金化できる金融サービスである。発行した請求書が最短2営業日で資金化できるという。
話によると、経済産業省が国の施策として売掛債権の利用促進をしていることもありファクタリングを利用する中小企業が年々増えてきているという。
ファクタリングによる“資金調達”のポイントは次の通りである。
  • 売掛金の早期現金化が可能となる
  • 担保や保証人が不要である
  • 金融機関の与信枠外で資金調達ができる
  • 売掛債権の未回収リスクを解消できる
などのメリットが考えられる。一方、一般の融資よりも手数料が割高に設定されていること、売掛債権の範囲内での“資金調達”しかできないというデメリットは当然ながら考えられる。緊急時の“資金調達”の手段として視野に入れておくと、経営の安定化に繋がると思う。この取引は、二者間ファクタリング(自社とファクタリング会社のみで取引)なので取引先に知れずに“資金調達”ができるので利用しやすいと考える。
また、インフォマートの「BtoBプラットフォーム」は商品の売り買いも可能なので、ぜひ一度、覗いてみて頂きたい。
“考える言葉”シリーズ(20-18)