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考える言葉

 

業績は体質の結果

 
1998年04月06日(月)

 イト-ヨ-カ堂・セブン-イレブンのグル-プリ-ダ-である鈴木敏文氏の言葉に『業績は体質の結果である』というものがある。
 業績、特に売り上げはお客の支持の結果であり、売上の伸びが悪いということは、お客の支持が得られなくなったことの証明であり、それはお客にとっての価値や満足度が必ずしも高くない、つまり、魅力のない“商い”になってしまっているからに他ならない、というわけである。
 お客にとって満足度の低い、魅力のない“商い”しか提供できなくなった経営の体質にこそ、根本的な原因がある。この体質上の問題を放っておいて、目先の売り上げを追っかけても、結果は知れている。
 あらゆる結果には、必ず原因がある。この因果の関係を鋭く追及すること、これが鈴木流経営の真骨頂といえよう。
 「売れないということについて、なぜ売れないのか。つまり、うまくいっていないことについて、なぜそうなのか。ということを徹底的に追及していけば、問題の本質は明確にみえてくる」と語っている。
 そして、彼はこうもいっている。
 「我々の最大の競争相手は同業他社ではない。変化するお客のニ-ズである。お客の見えるものは、ビジネス世界を制する」
 激変の時代である。変化に対応していくためには、自分が変わるしかない。過去の成功体験にしがみついて生き延びてはいけないのである。
 『お客の立場に立つ』という視点から現場を徹底的に見直すと必ず真のニ-ズが見えてくるはずである。
 
  “うまくいっていない”という現実から目を背けるな!
 
  『自己革新』と『徹底すること』こそ成功の条件!