1998年05月06日(水)
私たちは、『自分がやっている仕事』対して、さまざまな考え方をしている。同じ職場で、同じような仕事をしていながら、十人十色である。
「仕事は人生の一部にすぎない。もう少し楽したいのに、朝は早いし夜は遅い」
「自分がやってる仕事より、他の人がやってる仕事の方がいい」
「自分がヤル気が出ないのは、上司・先輩・同僚のせいだ」
「この仕事は、自分に向いていない」「自分の希望している仕事でない」
「下らない仕事が多すぎる」「難しくて、しんどい」
「今の仕事は自分に合っているから楽しい」「仕事は好きだけど、結果が出ない」
「自分をもっと生かして欲しい」「自分をもっと認めて欲しい」
「仕事は嫌いじゃないけど、ノルマが気になる」
「生活のためだと割り切ってるから、そんなに気にならない」
全く仕事に関わりもなく、生きていける人など存在しないだろう。社会人にとって毎日が仕事である。当然ながら、仕事に対して、さまざまな悩み、不平不満も生じるであろう。
しかし、仕事上の悩みや不満の多くは、自分自身の仕事に対する価値観(=考え方)に起因している。
だから、今、抱えてる仕事上の悩みや不満は、自分の価値観を転換させることによって解消されるであろう。
私は、仕事に対して次のような価値観を持っている。
(1)世の中に、価値のない仕事など存在しない
(2)自分が仕事を選ぶのではなく、仕事から選ばれている
(3)仕事が自分を成長させてくれる
どんな仕事であろうと、自分を選んできてくれたのである。その仕事の本来の意味と価値を見つけ、高めていくことこそ使命であり、自分を選んでくれた仕事に対する恩返しであろう。こんな考え方をもって、仕事をしている人間のところに“より価値ある仕事”が寄ってくる。
『仕事の報酬は仕事である』という言葉は、そんな意味を含んでいるのだろう。
仕事に対するこのような価値観を素直に受け入れるかどうか、“決心”するのはあなた自身である。