考える言葉シリーズ
1997年06月30日(月)
『男女や年齢の別を問わず、どんな仕事でも勉強でも試験でも、スポ-ツでも将棋でも碁でも、自分の持っている力をどこまで引き出すことができるかが、勝負どころなのである。とかく人は力の有無を云々したがるけれど、力の差とは、力そのものの差であるよりは、自分自身で持っている力の引き出し方の差なのである』
あるコラムニストの言葉であるが、含蓄があり、全く同感である。
要するに、仕事の差は力の差によって生じるのであるが、それは自分の持っている力をうまく引き出せるか否かにかかっているのである。
だとすれば、どうすれば自分自身の持っている力をうまく引き出せるのかを考えてみる必要がある。
(1)自分の実力をどれだけ客観的に、正しく評価できるかであろう。
人には、それぞれ必ず強み・弱みある。とらわれない心(見栄、面子、体裁、プライド、過信、恐れ、不安、自信喪失…)で、自分自身を見つめてみよう。
人間だから、調子が良い時もあれば悪い時もあろう。大切なのは、今の自分にとって最良と思える力を選択し得るかどうかである。
(2)自分が為すべきこと(目的・目標)が明確になっていること
的をしぼること。人にはいろいろな力があると思うが、自分が今達成したい目標がはっきりしてれば、その達成に必要な力以外はいらないのであるから、引き出す力の選択が容易になる。自分が何を為すべきか的をしぼりこんでないために、自分の力を引き出せないで悩んでいる人は意外と多い。
「今、自分が為すべき事に専念すれば、自分の持てる最良の力が引き出され、自分にとって最高の結果が生まれるのだと確信しよう」