考える言葉シリーズ
1997年08月18日(月)
『湯の盤の銘に曰く、まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり』 (大学)
(「湯」とは、殷王朝を興した湯王のこと。「盤」とは、顔を洗う洗面の器。「銘」とは金属や石に刻み付けた文字のことをいう。
湯王は、洗面の器に「苟日新、日々新、又日新」の九文字を刻み付け、毎朝、顔を洗う度にそれを見ながら、政治に取り組む覚悟を新たにしたという)
湯王は、夏の桀王という暴君を討ち滅ぼして殷王朝を興し、立派な政治を行って人民の支持を集め、後の人々から名君とたたえられてきた。自らを顧みる鑑(思想)をもっていた人であった。「日に新に、日々新なり」・・・・・
土光敏夫氏は、一つだけ座右の銘をあげろと言われれば、躊躇なくこの言葉をあげたいと述べ、次のように語っている。
「今日が眼目であるから、昨日を悔やむこともしないし、明日を思いわずらうこともしない。
今日という一日に全力を傾ける。今日一日を有意義に過ごす。これが、私にとって最大最良の健康法になっているかもしれない」
私たちは、毎日、一日一日をどれだけ大切にして生きているだろうか。
マンネリに陥りダラダラと惰性的に過ごしていないだろうか。
毎日、目的と目標を再確認して、今日のことは今日してしまうように、けじめのある仕事ができているだろうか。
「日新」の心で生きている人には、一つの共通点がある。それは、志(理想)が高いこと。
志が高いから、小さな成果で有頂天になるようなことがなく、常に問題意識をもち、いつも意欲を燃やし続けることができる。
志が高いから、傲慢・慢心におちいらず、日々、自己革新を心掛けることができる。
志が高いから、日々やるべき仕事が生まれ、毎日、やるべき目標が明確になる。
湯王は、洗面の器に「苟日新、日々新、又日新」の九文字を刻み付け、毎朝、顔を洗う度にそれを見ながら、政治に取り組む覚悟を新たにしたという)
湯王は、夏の桀王という暴君を討ち滅ぼして殷王朝を興し、立派な政治を行って人民の支持を集め、後の人々から名君とたたえられてきた。自らを顧みる鑑(思想)をもっていた人であった。「日に新に、日々新なり」・・・・・
土光敏夫氏は、一つだけ座右の銘をあげろと言われれば、躊躇なくこの言葉をあげたいと述べ、次のように語っている。
「今日が眼目であるから、昨日を悔やむこともしないし、明日を思いわずらうこともしない。
今日という一日に全力を傾ける。今日一日を有意義に過ごす。これが、私にとって最大最良の健康法になっているかもしれない」
私たちは、毎日、一日一日をどれだけ大切にして生きているだろうか。
マンネリに陥りダラダラと惰性的に過ごしていないだろうか。
毎日、目的と目標を再確認して、今日のことは今日してしまうように、けじめのある仕事ができているだろうか。
「日新」の心で生きている人には、一つの共通点がある。それは、志(理想)が高いこと。
志が高いから、小さな成果で有頂天になるようなことがなく、常に問題意識をもち、いつも意欲を燃やし続けることができる。
志が高いから、傲慢・慢心におちいらず、日々、自己革新を心掛けることができる。
志が高いから、日々やるべき仕事が生まれ、毎日、やるべき目標が明確になる。
志が高いから、
「きょうも一つ、やってやろう」と、元気でいられる。