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考える言葉シリーズ

 

積小為大

 
1998年07月06日(月)

「人間学講座」で二宮尊徳を学んだ。二宮尊徳(1787~1856)は江戸末期の篤農家で、通称は金次郎。徹底した実践主義で、神・儒・仏をとった報徳教を創め、自ら陰徳・積善・節倹を力行し、未来のための殖産を説いた。605か所に及ぶ町村を復興させたという。
 柴を背に書物を読んでいる金次郎の銅像は、かってはどこの校庭でも見られた風景であったが、日本の経済的豊かさの回復とともにいつの間にか消えてしまったように思える。
 今の若い人達は“二宮尊徳”の名前すら知らないという。バブル崩壊後、窮地に追い込まれている日本経済の根本的要因がこの当たりに潜んでいるような気がしてならない。
 「国家百年の大計」を自らの手で描かず、アメリカの傘の中で手っ取り早くハウツウを学び、甘えの構造の中で自己中心的な考え方に陥り、目先の利益にばかり目が行き過ぎたのではないか。労せずに得た豊かさはなくなるのもはやいと言う。
 個々の企業においても同じ事がいえる。業界ごとの儲かる仕組みに慣らされて、目先の利益にばかり惑わされていると危ない。
 今こそ、創業の原点に戻って深く反省して見る必要があるのではないか。我が社オリジナルのル-ツは何だったのか。これからは個性が問われる時代である。自己の存在の意味と価値をしっかりと考えるべきである。
 二宮尊徳は、藩から農村立て直しの命を受けたとき、その農村の歴史的ル-ツまで徹底的に調査し、その地域の特性をいかして目標を具体化し、十か年計画を立てて再建に取り組んだそうである。あの当時に、すでに経営計画を具体的に立てていたと言うから驚きである。
 そして、二宮尊徳の事業を着手するに当たってのゴ-ルデンル-ルが『積小為大』だったそうである。
 一攫千金、濡れ手に粟みたいな考え方は決してしてはならない。自分の現在の力量の中で、一歩一歩、こつこつと積み上げ、備蓄していくことから始めることが大切だと言う。苦労して着実に積み上げ、大きく為した事業は強く、不滅だという。若い時の苦労が大切である。苦労を知らないと、人に感謝できないからだ。器(徳を積むこと)ができてないのに、事業だけ大きくなるのは危険である。
 私たち現代人にとって最も大切な教訓として胸に刻み、日々心掛けて生きていきたいと思う。
(経営人間学講座´98年第五講)
考える言葉分科会

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