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経営者の条件

 
2021年02月08日(月)

 
 経営者としての絶対条件とは・・・・・?
 一言でいうと、「他人のせいにしない」ということ。つまり、「すべての責任を自分で取る覚悟」だと思う。なぜ、そう思うかというと、故・土光敏夫氏(1896~1988年)の次の言葉が鮮明に記憶に残っているからだ。(“考える言葉”シリーズ・2003.2.24付)
 「社長になったときは、自分の背広の両ポケットには“権限と責任”が同じくらいの重さで入っていると思っていたが、気がついたら片方のポケットに“責任”だけが残っているのだ。社長って、割の合う仕事ではないなぁ・・・」
 「メザシの土光さん」と親しまれながらも、「ミスター合理化」の「土光臨調」と称されて、第二次臨時行政調査会で辣腕を振るった人の覚悟を見てとれる言葉だ。
 さて今回は、『経営者を育てるアドラーの教え』(岩井俊憲 著)という著書の中で「令和時代の経営者に求められる四つの条件」が紹介されているので、考えてみたい。
 著者によると、「令和は再構築の時代であり、経営者にも経営マインドの再構築が求められている」とし、人間関係をベースにチームワークを重視した経営システムを構築しようとするのであれば、それを率いる“経営者の条件”(人間性)として、次の4つの条件が求められるのだという。
 ①尊敬(リスペクト)
 上下という概念ではない。誰もが無限大の尊厳を持つ存在だということを受け入れて、礼節をもって接することをいう。
 ②信頼(トラスト)
 信頼とは無条件である。トップに求められるイノベーションとは「新結合」をいう。コンビネーションこそイノベーションの源泉である。自分の持っている可能性と相手の持っている機会を結びつけることをいう。
 ③共感(エンパシー)
「相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる」 アドラーが共感(エンパシー)
について述べた言葉である。これは他者の目であり、現実・現場の感覚であり、より大きな視点となる。
 ④協力(コーポレーション)
経営者が強烈な理念を持つこと。それが協力の原点である。原因追及のWHYでは
なく、協力のWHYを使う。
 令和は再構築の時代・・・。令和の時代の新しい経営者のあり方をアドラー心理学の「尊敬・信頼・共感・協力」という4つの考え方をベースに再考してみたいと思う。
 
                   ”考える言葉”シリーズ(21‐06
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