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考える言葉

 

成果

 
2023年12月11日(月)

 今までも何度となく取り上げてきたテーマであるが、改めて“成果”について考えてみたい
 「マネジメントの父」と称されるP・F・ドラッカー(1909~2005年)は、その著書の中で「マネジメント」と「マネージャー」を次のように定義している。
 「マネジメント」=組織に“成果”を上げさせるための道具・機能・機関。
 「マネージャー」=組織の“成果”に責任を持つ人物。
 そして、「マネジメント」で「“成果”をあげる原則」として、次の7つを指摘している。
 ① 強みに集中する
 ② 強みをさらに伸ばす
 ③ 知的傲慢を正す
 ④ 悪い癖をなおす
 ⑤ 人への接し方や対処の仕方を改善する
 ⑥ “成果”が上がらないことには手をつけない
 ⑦ 努力しても並みにしか慣れない分野にムダな時間を使わない
 さらに、これらの「成果を上げる原則」を身につけるためには、次のようなことを習慣化する必要があるという。
 習慣➀:ビジョンと目標をもって行動する
 習慣②:1つのことに集中する
 習慣③:定期的に検証と反省を行う
 習慣④:新しい仕事が要求するものを考える
 習慣⑤:あらかじめ期待値やそのための行動を書き留めておく
 習慣⑥:自分の強みを知り、それを活かす
 
  IGグループでは、ドラッカーが提唱した『目標管理』を『IG式目標管理』としてシステム化し、自己管理ができる人材育成を目指している。自らが掲げた目標の達成に主体的に取り組んでもらう。
そのとき、自らが選び、掲げた目標に組織全体で共通すべき課題があることを認識できたとき、その成果に対して責任の共有を自覚できるようになる。このような成果に対する組織としての習慣化は、良好な人間関係の形成にも寄与することになるだろう。


                   ”考える言葉”シリーズ(23‐44)