本文へ移動

考える言葉

 

“創造のちから”とは

 
1999年02月22日(月)

 『創造のちから』(牧野昇著)という本は、夢のガン特効薬「インタ-フェロン」をはじめ画期的発明を次々と成し遂げ、日本を代表する研究開発型のバイオテクノロジ-企業体として世界に名を轟かせている“林原グル-プ”の発想を紹介していて面白い。
 21世紀は創造型企業の時代だといわれている。グル-プを率いるリ-ダ-林原健氏から、『創造』とは何かを学んで見たい。
(1)自分の知らないことを一つでもなくしたい
   「私の心を揺り動かす原点にあるものは、生きている間に一つでも不思議をなくし  たいという気持ちです。分かるまで解答を求めていくというのが私の生き方です。」
(2)不可能、ならばやってみよう
   「私たちの発想は“不可能と書いてある、だったらやってみよう”というものです。
  仮に実現しないことがあるとすれば、それは、実現するための人間の創造性と忍耐力が欠如しているからだ。成功するまでやめないでいること。そうすれば必ず成功するのです。」
(3)創造性は組み合わせ
   「創造性とは組み合わせです。無からは何も生まれない、何かをつくり出すときには組み合わせが不可欠なのです。たとえば専門分野が五つくらいできると、理屈からいえば組み合わせは無限大になります。あとは、“テ-マ”設定さえできれば、  新しいモノが生まれます。」
(4)白紙の状態になる
   「思ったことを確実に成功させるためには、その阻害要因を消去法で一つひとつ消していくことが必要です。“こうしたい”というテ-マが見つかったら、その実現を妨げている要素を紙に全部書き出すのです。あとは、それを一個一個潰していくだけ。」
(5)人間が中心の経営
   「経営資源は人間を中心とした視点で考えることが大切です。何事も、最初にものをつくるのは、人間にしかできないのです。」
(6)“林原の午睡(ひるね)”
   「自らの会社が貴重な情報源となれば、黙っていても人が集まり、あらゆる情報、知識が集まってくる。だからたとえ昼寝していても、いろいろな人の話し声が耳に入ってきて、それだけで天下の形勢が手に取るように分かるようになる。」
  これからは“ヒュ-マンウエア”の時代である。良好な人間と人間との関わりの中で、創造性に富んだ仕事をしていきたいと思う。