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考える言葉

 

鼓舞

 
2022年11月21日(月)

 コロナ蔓延状況が続いて3年かれこれになる。いつまでもコロナのせいにして漫然と過ごすのも居た堪れない気がして、何かをやろうと気はせくが、今一つ士気(モチベーション)が上がらず苦慮しているという。
 よくあることだが、気にはなっているが一歩踏み出すことができないでいる人と、さっと動き出し人とに分かれる。
 今回のテーマだが、“鼓舞”とは、「鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意」から、「大いに励まし気持ちを奮い立たせること」をいう。
 一言でいうと、「やる気にさせる」という意味だと思う。
 気になってネットで調べてみると、英語では「やる気にさせる」ということを次の3つの言葉で使い分けているという。
  • Encourage =直接のやり取りでやる気を引き起こす。サポートする。
  • Inspire=強い影響力で気持ちを湧き起こす(刺激によって強い気持ちを引き起こす)、鼓舞する、刺激する。
  • Motivate=自分自身にやる気が出る。動機を与える。
 これらのニュアンスの違いを明確にできるほどの英語力が持ち合わせていないが、
“鼓舞”とは、②のInspireに近い言葉ではないだろうか。
 かなり強い働きかけをする行為だと思う。つまり、ドンと背中を押して、「さあ、やろう!」というのが、まさに、“鼓舞”だろう。
 IGグループで開催している「将軍の日」(=中期五か年計画策定セミナー)は、経営者に自らを“鼓舞”してもらう一日ではないだろうか。 
 他人を“鼓舞”することは勿論、自らを“鼓舞”することも、そう簡単な行為ではないような気がする。まずは、自らを“鼓舞”する信念を持つためにどうしたらいいのかを考えてみよう。次のように自分に言い聞かせてみよう。
 ① 全てはうまくいく
 ② 人生は素晴らしい
 ③ チャンスはいくらでも転がっている
 ④ 私は自分の人生を積極的に切り開く
 ⑤ 私は幸せを手に入れるにふさわしい
 ⑥ 私は人々に好かれる
 ⑦ 私はできる
 「やる気にさせる!」 まずは自らを“鼓舞”してみよう。

                   ”考える言葉”シリーズ(22‐45)