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考える言葉

 

フル充電

 
2022年11月28日(月)

 今年もあと一ヵ月と数日を残すだけとなった。
 いつもこの時期に気になるのは、今年掲げた目標の仕上がり具合である。もちろん、最後まで諦めずに粘り強くやり続けるしかないのであるが・・・。中には、すでに目標を達成し、次年度への仕込みに取り組んでいる人も、かなりいるだろう。
 そういった意味を込めて小生は、この時期を再“フル充電”する時期だと考えるようにしている。
 では、自分を“フル充電”できるのはどんな時だろうか?
 ジョン・C・マクスウェルは、その著書『NO LIMITS』の中で、次のような内容の紹介をしている
 「人間行動学の専門家トム・ラスは著書『元気は、ためられる』の中で、自分を“フル充電”するために必要な三つのカギとなる条件を挙げている。
 ① 意義・・・人のためになることをする
 ② 交流・・・「消極的に過ごす時間」よりも「積極的に過ごす時間」を多く取る。
 ③ エネルギー・・・心と体の健康のために良いことを選択する。」
 そして、上記の三つのカギとなる条件に対して自問自答すると、自分を“フル充電”するために次のようなことが必要となると、述べている。 
 * 「得意分野」で生きる
 * 家族と友人のために投資をする
 * 人々の価値を高める
 * 健康管理を怠らない
 * 常に「成長」し続ける
 * 神を信じる
 もちろん、これらは著者が考えた「自分の“フル充電”のためのリスト」だそうだ。
 自分の「強み」を自覚し、それを活かして「身近なパートナーへの貢献」はもちろん、「広く世のため人のために貢献する」には何をなすべきかを考える。そして、成果が出るまでやり続けるには、健康管理は大事だし、現状にとどまらず、成長し続ける意思が必要となる。
 トム・ラスの指摘は、目標管理を通して、未来会計を実践している小生にとって、共感できる内容ばかりである。
最終追い込みである、この時期において、最後まで手を抜かずにやり抜いたと言える熱意と信念が、次年度スタート時に必要なエネルギーにもなるのである。

                   ”考える言葉”シリーズ(22‐46)