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考える言葉

 

運命共同体

 
2023年02月06日(月)

 何かをなそうとするとき、その目的に共感し、集まった仲間たちのことを“運命共同体”と呼んだりする。つまり、運命をともにすることを相互に了解し合った複数の個人または団体をいう。
 “運命共同体”、ある本を読んでいたときに、ふと浮かんだ言葉である・・・。小生は、明確な目的意識を持って集まっている組織や団体はすべて“運命共同体”であると思っているが、自覚している人がどれほどいるだろうか?
 “運命共同体”をネットで調べてみると、「一蓮托生、不即不離、道連れ、腐れ縁、共存共栄」などの言葉が出てきた。本来、運命をともにすることとは、そんな感じなんだろうと思う。
 もっともグローバルな視点で捉えると、地球という場を共有している人類はみな“運命共同体”の関係にあるといえよう。
 その共有の場である地球に、世界的人口の増加や科学の発達に伴い、私たちの自由で気ままな行動を受容する限界が見えてきているという。前回においても述べたように、「採る、使う、捨てる」という使い捨ての考え方の限界である。
 健全な“運命共同体”を持続可能にしていくには、ネットワーク(関係性)とシステム(全体と部分)という考え方をベースに、次の3つの視点を忘れてはならない。
①過去~現在~未来(後世のニーズ)という時間の流れ
②組織の重要性(相互依存関係にあること)
③環境と変化への適応(新しい発想)
1.IG会計グループの基本理念は、まさに“運命共同体”的思考をベースに掲げたものである。
2.業界において常に先駆的役割を担い、品質の高い知的サービスを通じて、企業の繁栄に貢献する
3.われわれ相互の主体的価値を尊重し、互いに切磋琢磨する
全人類の自己実現のために衆知を集める
 キーワードは、“運命共同体”の一員として、常に先駆的役割を担うという勇気と責任を持つこと。メンバー1人ひとりが主体性を発揮し、切磋琢磨する関係性を保ち続けること。そして、世の中の進化・向上のために貢献できる人材として成長し続ける気概を持ちたいと思う。
 “運命共同体”意識を培い、出逢いの場を共有できた喜びを実感できるようなネットワークの輪を広げていけたらと思う。



                   ”考える言葉”シリーズ(23‐05)