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グローバル成長

 
2017年08月28日(月)

 昨年購入した書籍の中に、『成長企業の法則』(名和高司 著)という本がある。本のタイトルに関心をもって手に取って見たものの、分厚くて、途中で机の端に積み重ねたままにしておいたものだ。

 改めてチャレンジしてみると、なかなか読み応えがある内容だ。

 本書のテーマは“グローバル成長”である。一定の基準で、21世紀の世界トップ100社を選定し、米英や北欧などの成熟国家においても成長し続けている企業を紹介し、成熟国における成長」とは何かを考え、停滞している日本企業に喝を入れたいというのが著者の意図であろう。

 

 成熟国における“グローバル成長”の要因は何か?

 

その条件を「異次元の成長=LEAP(跳躍)」という表現で概念化しており、「稼ぐ力を強化すること」が重要であると述べている。

 

 常に指摘していることでもあるが、どんな状況においても成長し続ける企業には、次の3つの特徴がある。

 ① 独自の経営観があること

 ② 付加価値の高い事業領域を確立していること

 ③ 人材育成に熱心であること

 

 “グローバル成長”も基本的に同じである。

ここで言う、「グローバル」とは「市場開拓」のことであり、「成長」とは「事業モデルの構築」を指している。つまり、志を持って、イノベーション&マーケティングをしっかりと展開していくことである。

 

 「成長か、死か・・・。あらゆる企業は、普通に経営していては失速する。成長を強く意識しないと、企業の継続は難しい」と著者は指摘しているが、全く同感である。現状維持は衰退を意味する時代である。

 さらに、時代環境の変化の中で生じる二律背反性(二者択一の選択)を超える「経営のイノベーション」が求められるという。つまり、統合の価値観(二項共存関係や共創の考え方)がベースにあって、様々な判断ができるかどうかが、一人ひとりの経営者に問われる時代なのだと思う。

 例えば、静的な特性(堅牢性、しぶとさ、ブレない)による「深化」と動的な特性(変容性、身軽さ、融通無碍)による新化という二律背反的な要素の共存が成長のバネになるという。

 

 「変わるもの」と「変わらないもの」を見極め、統合の価値観で成長を考えていくことが、“グローバル成長”の真髄ではないだろうか。

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